説明
20年以上にわたって他社のためにワインを造ってきたセリア・ウェルチが、自身のブランド「Corra」のために造った2つのワインを紹介します。Corraのコンセプトは、親しい友人や同僚から、小さなブランドは単に素晴らしいワインを造るだけではなく、超高級ワイン造りを体験しようとする人々を指導する手段にもなり得るという提案を受けたことから始まりました。
セリア・ウェルチが初めてブドウに触れたのは、オレゴン州南部の自宅裏庭にある大きなオークの木の下でした。兄弟たちは、熱心なワインコレクターで自宅ワインメーカーでもあった父親にブドウの実を茎からむしり取ってあげました。また、60年代前半に両親が家族でナパやソノマを旅行した際、他の旅行者と同様に、なだらかなブドウ畑の美しさに魅了された。
1982年、カリフォルニア大学デービス校で取得した醸造学の学位をポケットに、彼女はいくつかのワイン産地を覗きに行くことにした。太平洋岸北西部、東海岸、そしてニュージーランドを旅した。オーストラリアのバロッサ・ヴァレーで収穫作業をした後、ナパ・ヴァレーに移り住み、ワイン造りに磨きをかけた。90年代前半にキャリアパスの分岐点に達したセリアは、独立したワインコンサルティングに専念することを選択しました。彼女が造るワインは、ナパ・ヴァレーの小宇宙を表現している。マウント・ヴィーダー、アトラス・ピーク、ハウエル・マウンテンの畑からカーネロスの畑まで、またセント・ヘレナからナパにかけてのベンチランドの畑からワインを造ってきました。
2004年、Corraを設立するためのアイデアと挑戦が生まれました。最高品質のブドウを栽培する畑、樽を置くスペースに余裕のあるワイナリー、そしてブドウの木からウェブサイトまで、ワインビジネスのさまざまな面で経験を積んだ強力なチームを見つけるのは簡単なことではありませんでした。これらの努力の結果、2つのワインが好評を博し、関係者全員が情報やアイデアを共有するプロジェクトとなりました。ケルト神話で予言を意味するCorraは、この小さなブランドの未来への展望を象徴しています。鶴の姿で地上に現れたCorraは、翼を広げ、自分の影を浮かび上がらせる。
