2019年11月20日

シャトー・ムートン・ロートシルト Chateau mouton rothschild

シャトー・ムートン・ロートシルト Chateau mouton rothschild

5大シャトーの中で、唯一ラベルのデザインを毎年変えるため熱狂的なコレクターも多いワインです。 格付けの中で、二級から一級に格上げされた唯一のシャトーであることもなど、逸話には事欠かない非常に有名なワインです。

シャトー・ムートン・ロートシルト Chateau mouton rothschild

1853年にイギリスの実業家ロスチャイルド(ロートシルト)家がシャトー・ブラン・ムートンを買収したことで誕生したシャトー・ムートン・ロートシルト、第1級に格付けされたシャトー・ラフィット・ロートシルトと同価格帯で取引されていたにも関わらず、第2級に格付けされてしまいました。 その理由は不明なのですが、一説にはオーナー(ロスチャイルド家)がフランス人ではなかたったからという説もあります。プライドをひどく傷つけられたロスチャイルド家は、「されど我はムートンなり」と言い放ったと言われています。

シャトー・ムートン・ロートシルトは5大シャトーの中では、最も豪勢なワインと言われています。その理由はカベルネ・ソーヴィニヨンの比率が非常に高く、飲み頃になるまでに長い時間がかかる長期熟成型のワインだからです。

シャトー・ムートン・ロートシルトの特徴のひとつに、その美しく芸術的なラベルがあります。1945年以降、 フィリップ・ロートシルト男爵はその時代、時代を代表する芸術家に絵の作成を依頼し、それがその年年のワインのラベルとし世にでます。サルバドール・ダリやマルク・シャガール、パブロ・ピカソやアンディー・ウォーホールなど、名だたる巨匠がそのラベルを彩ってきました。

またブドウが不作の年には、「ムートン・カデ」というセカンドワインのような廉価版ワインを先駆けて売り出したことも、 フィリップ・ロートシルト男爵の偉業の1つとして知られています。この「ムートン・カデ」がヒットしたことにより、ムートン・ロートシルトの知名度を押し上げました。この手法は現在のワイン販売の基礎となっております。

シャトー・ムートン・ロートシルト Chateau mouton rothschild 当たり年?評価?

2000 PP97点
2001
2002 PP91点
2003 PP95点
2004 PP91点
2005 PP98点
2006 PP96点
2007
2008 PP95点
2009 PP99点
2010 PP99点
2011 PP95点
2012 PP96点
2013 PP93点
2014 PP95点
2015 PP98点
2016 PP100点
2017 PP99点
2018 PP99点

シャトー・ムートン・ロートシルト Chateau mouton rothschild お勧めポイント

  • ラベルが芸術品
  • 超長期熟成のワイン
  • 豪勢といわれる芳醇で深すぎる味わい

5大シャトーの中でラベルが美しいことで収集家の気持ちをくすぐります。毎年買える人は羨ましい限りですね。超長期熟成型のワインですので、その果てにたどり着く極地はワインの真理の一つで呼んで過言でないと思います。

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